オレたちの国語教育研究会

大学を卒業しても読み書きの技能が身につかない。 古典から現代にわたる日本文学の理解が深まらないなど、現代の国語教育は根本的な欠陥を抱えています。 これからの時代に必要な新しい国語教育の方法を模索します。
(Zoomによるオンライン開催。
詳細はFacebookをご覧ください。)

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『日本の教師に伝えたいこと』

  • 著者大村はま
  • 出版社筑摩書房
  • 日時2022/07/17(日) 14:00〜16:00

戦後の国語教育に大きな功績を残した大村はま。今回は研究者の苅谷夏子さんをお呼びして単元学習の実践や、その教育思想について議論します。大村はまの妥協することのない教育に対する姿勢に現代の教育の視点から学びましょう。

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『ことばの教育を問いなおすー国語・英語の現在と未来』

  • 著者鳥飼玖美子、苅谷夏子、苅谷剛彦
  • 出版社ちくま新書
  • 日時2022/05/29(日) 14:00〜16:00

これまで国語教育の内容を中心に議論してきたので、今回は国語教育の方法や行政について考えます。本書をもとに国語教育と英語教育を対比して、「言語」をいかに学校で学んでいくべきかを話し合いましょう。

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図書館の未来を考える#1

  • 著者
  • 出版社
  • 日時2021/11/28(日) 14:00〜16:00

図書館は歴史的な過渡期にあります。インターネットの普及により人類の知のあり方が容し、超高齢化・人口減少期に突入している日本では生涯学習機能が重要になります。図書館パートナーズの小田垣さんと全国の多様な試みと図書館の未来の姿を考えます。

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郷愁の詩人 与謝蕪村

  • 著者萩原朔太郎
  • 出版社岩波文庫
  • 日時2021/10/23(土) 19:00〜21:00

短い詩形から日本詩を象徴し、海外でも人気の高い俳句ですが、学校教育では十分に学ぶ機会がありません。今回は、萩原朔太郎の与謝蕪村論を通して俳句の世界に触れましょう。韻文を授業で扱う意味とその方法について議論できればと思います。

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漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?

  • 著者加藤徹
  • 出版社光文社新書
  • 日時2021/07/03(土) 19:00〜21:00

国語教育でもっとも位置付けが難しいのが漢文です。日本ではもはや使われず、現代の中国語とも違う近代以前の言語。しかし、日本文学や日本文化の理解は漢文の知識なしにはありえません。現代において漢文を学ぶ意義を考えます。

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「古今和歌集」の創造力

  • 著者鈴木宏子
  • 出版社NHK出版
  • 日時2021/05/30(日) 15:00〜18:00

日本文学の美意識の原点となりながら、近代以降の万葉調の隆盛により、軽視されてきた古今和歌集。今回は、平安文学における美意識と、国語教育における韻文の位置づけについて考えます。

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図解き 論理的哲学史逍遥ーポルフィリオスの樹にはじまる

  • 著者山下正男
  • 出版社工作舎
  • 日時2021/04/18(日) 15:00〜18:00

論理国語という単元が導入されますが、そもそも論理とは何なのでしょうか。古代ギリシアの生み出した論理学、その歴史的発展をたどることで、論理という概念の変遷とその本質的な意味にせまります。

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日本語と西欧語ー主語の由来を探る

  • 著者金谷武洋
  • 出版社講談社学術文庫
  • 日時2021/02/14(日) 15:00〜18:00

日本語の文法を習ったとき、腑に落ちないものを感じた人は多いはずです。西洋文法は日本語の理解にどこまで適用可能なのか。西洋語との比較を通して日本語文法の授業の意味を再考します。

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日本文学史

  • 著者小西甚一
  • 出版社講談社学術文庫
  • 日時2020/12/27(日) 15:00〜18:00

千数百年にわたる長い歴史を持つ日本文学。これほど長い伝統を持つ文学は世界的にも稀で、その全体を理解するには膨大な労力が必要となります。小西甚一の文学史をたよりに、まずは日本文学の全体像のイメージを掴みましょう。